ホームページをもつためにすること

ホームページをもつためにすること

渡邉 響子

こんにちは。アトリエKW 代表の 渡邉響子です。

インターネットにまつわる、いまさら人にきけない話を、ネット初心者の方に向けて紹介しています。

前回の記事では、ホームページとはなんなのかを本当にざっくりお話ししました。
今回は、自分でホームページを公開するために必要となることについてお話しします。

参考:前回の記事 いまさらきけない ホームページってなに?

拡声器で声高に「ホームページをください!」といっても手に入るものではありません。
ホームページは、だれもがいつでも見ることができるようにするためのしくみが必要です。

こんな方におすすめ
  • 「わが社もそろそろホームページが必要かな・・・」という経営者様
  • ウェブ関連のお仕事をしたいけど、まだなんにも分からない

だれもがいつでも見ることができるのがホームページ

ホームページの一番の役割は、「だれもがいつでも見ることができる」ことです。
だからこそ企業が広告を出すメリットとなるんですよね。

ではどのように「だれもがいつでも見ることができる」を実現しているのかを見ていきましょう。

前回の記事で、ホームページは本来ウェブサイトという呼び名のほうが正しいということをお話ししました。
ウェブ(蜘蛛の巣)のように張り巡らされたインターネット上にあるサイト(場所)です。

インターネットは、接続しさえすればだれもが見ることのできる通信網です。
ですので、 インターネット上に公開することができれば「だれもがいつでも見ることができる」 の、「だれもが」はクリアーできますね。

それにくわえて「いつでも見れる」をクリアーしなければいけませんね。
「あなたのホームページ見せて」というリクエストがあったときに、24時間、365日いつでも応えられる何者かが必要になります。

その何者かが、ウェブサーバーと呼ばれる特別なコンピューターです。
このコンピューターは、常時動いていて、「ホームページを見たい」というリクエストに応えています。

ウェブサーバーのイメージ

つまるところ、ホームページをもつためには、だれもが見ることができるインターネットの上に、いつでもリクエストにこたえられるサーバーを立てるということがまず必要になります。

ウェブサーバーを持つ方法

インターネット上にウェブサーバーを持つ方法はいくつかあります。
それは現実世界での会社の建物をどういう形で持つのかというのと似ています。
現実社会では、大きく3つの方法がありますよね。

  1. 自社ビルをもつ
  2. 賃貸の事務所用の物件を間借りする
  3. 賃貸のアパートを事務所にする(SOHOなどの小さな会社)

まぁ、実際に建物がないペーパーカンパニーとかもありますが、そういうのは置いておいて普通に営業をしたかったらだいたいこの3つですよね。
ウェブサーバも似たような持ち方があります。

  1. 自社でウェブサーバーを構築する(自社ビル)
  2. インターネット上のレンタルサーバーにウェブサーバーを構築する(賃貸事務所)
  3. 無料のホームページ領域サービスを利用する(アパート)

1から順に、立てるためにかかる費用と手間がかからなくなっていくのは現実世界と同じです。

自社でウェブサーバーを構築する

自前でサーバーとなるコンピューターを用意して、常時動かすということになります。
サーバーとなるコンピューターを購入しなければいけない上に、常時動かす電気代もかかります。
そのうえ、インターネットに安全に接続するための知識、コンピューターのメンテナンスの知識を持った担当技師を雇わないとまず無理です。その人件費もかかります。

その半面、自社のデータだけを公開できるので転送スピードの面で有利になります。
転送スピードは、ホームページをいち早く表示するのに欠かせないものですので速いにこしたことはありません。

インターネット上のレンタルサーバーにウェブサーバーを構築する

インターネット上にウェブサーバーを貸し出している業者さんがいます。
そのレンタルサーバーを間借りするという形です。
普通の賃貸物件と同じように、レンタル料がかかります。
費用は業者によってまちまちですが、自社でサーバーを立てるよりは断然お得です。電気代も人件費もかかりません。

デメリットとしては、他の利用者も間借りしているためデータ転送経路も複数の利用者で共有することになり、転送スピードの面では劣ります。(専用サーバーという形で、1利用者に1台という形式で貸してくれるところもありますが、レンタル料がお高くなります)

無料のホームページ領域サービスを利用する

アカウント登録さえすればだれでも利用できるサービスです。
ですが会社のホームページとして運用するつもりであればこの方法はおすすめしません。
なぜならホームページの看板ともいえるドメイン名が、自由に持てないためです。
ドメイン名については、次回詳しく説明します。
ホームページのアドレス、例えばこのサイトのアドレスですと

https://atelier-kw.com

となっています。このオレンジの部分がドメイン名です。
ここが無料のホームページ領域ですと、そのサービスを行っている会社の名前になります。
アドレスはホームページの看板といっても過言ではないです。これが自社の名前と違うものになっているとなると会社の信用度を落とします。

また、無料であるがために広告が無理やりつきます。
自社の宣伝をしたくてホームページ作ったとしても、関係のない広告が出てしまうんです。


もちろん、お金を出しさえすればドメイン名を自由にできますよ、広告もなしにしますよというところもあります。
お金を出しさえすればね。

個人で使うのであれば別段問題ない話ですが、会社のホームページとして利用するのはおすすめしません。

結局どの選択肢がいいの?

資金も人材も潤沢にある大企業でもないのなら、やはり 2. のレンタルサーバーを借りるの一択です。
経費が節約できるうえに、無料スペースのような会社の信用度を落とすといったこともありませんからね。

そして追い打ちをかけてしまうようで申し訳ないですが、このレンタルサーバー業者もたくさんあって、どこにするべきかということでまた迷わなければいけません。

考え方としては、作りたいホームページの規模で選ぶのがいいです。
大規模でたくさんの閲覧者が期待されるようなホームページの場合は、それに耐えうる性能を持ったサーバーを提供しているところを選ばなければなりません。
閲覧者のアクセスが集中してサーバーがパンクした!というニュースを見たことありますか?
性能が低いサーバーでは、すべての閲覧者のリクエストをこなしきれなくなってしまうんです。

えーーそんな、性能とかわかんないし・・・ってなりますよね。

良いホームページ制作業者は、サーバーの選択からもサポートしてくれます。
アトリエKW でも、お客様のニーズにマッチしたサーバを選択いたします。
ご相談くださいね。

・・・と、つい宣伝をしてしまいました。 I’m so sorry 🙂

まとめ

ホームページをもつには、インターネット上にウェブサーバーを準備する必要があります。
ウェブサーバーをもつ方法は、自前で持つ方法とレンタルサーバーを借りる方法があります。
費用面ではレンタルサーバーを借りるほうがお得。

というお話をしました。

次回は、この回のなかでも少し話が出た、ドメイン名についてお話しします。
ホームページのアドレス、たとえば https://atelier-kw.com になるものです。

お楽しみに。

ドメインってなに?Part.1
ドメインってなに?Part.1

最後まで読んでくださってありがとうございます。

この、「いまさらきけない○○」シリーズは、本当にいまさら人にきけないようなネタでつづっていきます。
皆様からのリクエストにもお答えしたいとおもいますので、いまさらきけないなぁということがありましたら、アトリエKW の Twitter または LINE公式アカウントまで、お送りください。

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